妊娠の予防に使われる低用量ピルとは

望まない妊娠を避けるための薬としては、低用量ピルが広く知られています。ほぼ100%に近い確率で妊娠を予防できるうえ、安全性も高いことから非常にポピュラーな避妊薬として認知されていますが、なかには名前は知っているけど、どのようなものか詳しくはわからないという人も多いでしょう。予期しない妊娠を防ぐためには、確実な避妊ができる低用量ピルについてよく理解しておくことが必要です。
低用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれており、この両方のホルモンの働きで排卵を抑制します。妊娠の予防効果ばかりが強調されがちですが、低用量ピルは生理に伴うさまざまな症状がひどい人や、ニキビなどの肌荒れにも効果があるとされています。
従来は副作用を心配する声が多くありましたが、現在普及している低用量ピルは安全性が高く、用法や用量を守ってさえいればそれほど恐ろしい副作用を心配する必要はありません。ただ全く副作用がないわけではなく、体質によっては頭痛や吐き気、体重増加などといった症状がでることがあります。またタバコを吸う人は血栓症のリスクが高くなりますので、低用量ピルの服用は避けなければいけません。
低用量ピルにより妊娠を予防するためには、その服用方法にも注意が必要です。基本的には生理初日から服用をはじめます。初日からは服用できなかった場合でも、生理中に服用をはじめれば、2週間程度で避妊効果が現れます。ただし生理初日から8日経過した後に服用をはじめても効果は得られません。
なお低用量ピルにもいくつかのタイプがあり、それぞれに服用方法が異なります。ですから医師の指示をしっかり守って服用することが大切です。健康保険の適用はありませんが、2千円から3千円程度で購入できますので、費用面の心配はいらないでしょう。